奴隷貿易が及ぼしたアメリカへの影響、奴隷船の死亡率は約15%

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和訳初期時代
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毎度!

Macaca Percussです!

当ブログでは「アメリカ大陸の歴史とブラックミュージックの変遷、及び貧しい環境の中から這い上がってきたInnovatorsの紹介」や「洋楽歌詞のコテコテ関西弁翻訳」などの企画を中心にまとめていく音楽関連のサイトとなっております。

 

今回は太平洋奴隷貿易について少し説明したいと思います。

 

太平洋奴隷貿易を簡単に申し上げますと、”西洋アフリカアメリカ” から成る三角貿易の事です。

 

大まかに申し上げると、まずヨーロッパからアフリカ武器や衣類、酒が輸送される。

そしてそれの代替品として現地のアフリカンアメリカ大陸に輸送される。

そして、そのアフリカン達は綿花や砂糖などの製品生産の労働力として充てられ、彼らが作った原料(綿花、砂糖)ヨーロッパに輸出され、その原料を基に服やら砂糖菓子などを作る。

そのようにして経済が循環していたのです。

 

コロンブスがアメリカ大陸に手をつけずに、先住民(インディアン・インディヘナ)が近代的な文化、国家を確立していれば、奴隷貿易には発展しなかったのかもしれません。

しかし、そんな場合でも遅かれ早かれ、西洋人の誰かがアメリカ大陸を見つけて占領してたでしょうし、そうしなければ、現在のアメリカの文化は存在していないはずです。

 

西洋人がアメリカを占領していなかったら、もしかしたらHip Hopは誕生していなかったのかもしれません。

それどころか、JazzやReggaeも。

なので、昔の西洋人は必要悪なのかなぁ、とも思いますが、やっぱり彼らの侵略は美化できないし、もっと友好的に開拓を進める必要があったと思います。

大まかに説明しましたが、こういった歴史があるにも拘らず、未だに人種差別的な警官がいるのは悲しい現実ですよね。

 

そのように西洋人の都合でできたアメリカで生まれたのがHip Hopで、彼らはただただ誇示(Flex=見せびらかす)する為だけに音楽はやっていないのです。

Hip Hopは見せ方やコミュニティーの一種で、その背景にはきちんとした歴史の描写であったり、彼らの不利な立場からの成り上がりについて言及しているのですね。

 

その発端、コロンブスのアメリカ大陸到達に関してはこちらの記事にまとめています。

 

あと、影になりがちなインディアン、インディヘナの先住民も白人のアメリカ大陸開拓において滅茶滅茶多くの被害を受けています。

ブラック・パワー運動のようにレッド・パワー運動も存在します。

実際のところ白人のアメリカ大陸侵略に伴って、疫病(西洋人が持ち込んだ病原菌)で多くの死者が出たり、虐殺、殺戮の被害を受けたりでインディアンの人口がかなり減少しました。

 

そこから排他的な白人による迫害を受けて、インディアンは片田舎でしみじみ暮らしている為、都会にいるアフリカンのようなデモの影響力には及ばないのが現状です。

なにせ、良くも悪くもこのような歴史を学ぶ事はHip Hop及びアメリカの社会情勢を耳、目にした時に理解しやすくなると思います。

僕もまだ一辺倒な価値観なので、様々な角度から物事を捉えるようにしていきたいです。

 

と、まあ、私情をつらつらと書いてしまったのですが、奴隷っていうのは色んな形をしていると思います。

アフリカンがアメリカ大陸に渡ってくるまで、その労働力を担っていたのはインディアンだったことも事実ですし、元々、そのインディアン(ここでは中米のインディヘナ)の中でも奴隷文化があったとされています。

 

もっと遡ると西洋ではコロシアムと呼ばれる剣闘士の戦いがあったのですが、それを強いられていたのは西洋人、及び中東など戦争捕虜の奴隷です。

形は違えど、残業ばかりで疲弊している会社員、関心のない授業を受けて育つ学生、嫁はんの権限が強すぎて困っている旦那さん、亭主関白にうんざりする奥さんも一種の奴隷かもしれません。

極論ですけどね。

 

そんな中、過去、現在、未来[?]、いっちばん過酷な条件の中を生きているのがアフリカンだと改めて理解すべき事かもしれないですね。

なにせ、太平洋奴隷貿易中は出荷される品物という扱いだったわけですから…。

Middle Passage(ミドル・パッセージ=奴隷船の航路)

 

15世紀から19世紀の間、三角貿易における人身売買。

利潤の高い奴隷ビジネスは人気を博しました。

健康なアフリカンは100万円を超える金額で売買される事から、金に目が眩む人間が続出。

西洋人、欧米人のみならず、現地で権限を持っているアフリカンがこの悪名高いビジネスに加担しました。

 

流れを申し上げると西洋から運ばれてくる武器を用いて奴隷商人らがアフリカンを拉致し、競りにかける。

そこで交換されたのが、銃、衣類、酒

アメリカの土地開拓が進むにつれて、プランテーション(農園)の人手が足らなくなり、どんどんアフリカン奴隷を投入していく、といった流れで市場はデカくなっていきました。

 

しかし、このアフリカ大陸からアメリカ大陸までの渡航(Middle Passage)が、もう地獄と同様、ろくに飯も与えられず、糞尿は垂れ流し、反発するアフリカンには鞭打ち。

眉を潜めたくなるような話ばかりです。

隣のアフリカンと一緒に足かせをつけられ、身動きは取れない、しかも満員電車の如く、すし詰め状態。

糞尿垂れ流しのおかげで病気は蔓延。

白人水夫は強姦に走り、多くのアフリカンは飢えや渇きで息絶える。

こんな劣悪すぎる環境の中で15%を上回るアフリカンが命を落としたそうです。

 

ただ、アメリカ大陸まで生き延びても待っているのは過酷な労働と自由の無い生活。

奴隷制度が廃止されてからは法的に許された人種差別。

公民権運動以降、まだ根強く残る白人至上主義。

それらが蓄積されて生まれたSoulやReggae、Hip Hop。

色んな問題が孕んでいる事を我々ブラックミュージックファンは改めて認識しないといけないですね。

Slave Ship:和訳してみた

本日も “コテコテ関西弁翻訳、味が濃すぎるけど素材本来の味は分かっていたいよね” からお送りいたします。

それではどうぞ!

Azizi Gibson – Slave Ship (ft. Waka Flocka Flame) [Official Video]
Azizi Gibson
Azizi Gibson

New white bitch in a whip that’s my slave ship

青臭い白人の小僧がええ(whip=鞭、奴隷制度も匂わせる)に乗ってやがるわ。それ、ワイらの船やでつってやな。

 

 

Low-rider clean, new paint, we gon’ bang bitch

かっちょええローライダーさんやねって、ほんでええ塗装しとるがな。そっからワイらは小僧をいてこます(bang=音を立てて打つことからSexをするなどの意味。今回は鞭を打つ)ねや。

 

 

Cup full of crumbs, you don’t know you a lame bitch

カップいっぱいに詰まったクズ(crumbs=パン粉だが、ここではTHC濃度の低いマリワナ)、あんたは自分がおもろない(ここでは大したことの無い品物に金費やし過ぎ)人間やって気づいてないな。

 

 

Bud in the club, boy we ain’t on the same shit

クラブの中は禁煙よっつって、小僧はマリワナ吸えへんもんな。(俺と同じことは出来ないという意味。1つ目はクラブ内での喫煙。Aziziは演者だから控室で吸えること。2つ目はTHC濃度の高いガンジャを吸うこと。)

 

 

All my niggas gon’ ride (ah ah ah ah)

おい、お前ら全員ついてきてくれよ。

 

 

All my niggas get high (ah ah ah ah)

ブチ上がって行こうや。

 

 

All my niggas gon’ ride (ah ah ah ah)

ノってやノってや〜。

 

 

All my niggas get high (ah ah ah ah)

一緒に盛り上げていきましょうや!

Azizi Gibson
Azizi Gibson

Now that don’t make no sense, that don’t make no sense

そんなん意味分からんがな。

 

 

Cause if it don’t pay the rent, the indo pay the rent

なんでって、マリワナ吸ってるだけじゃ食ってけへんやろ。

 

 

And I’m not on the fence, I’m just real as shit

俺は投獄はされることはないけど、クソみたいに現実を生きてますねん。

 

 

Boy I got mouths to feed, I don’t chase these tricks

小僧よ、ワシは家族を養っていかんとあかんのやわ、しょうもない事ばっかりしてられへんて。

 

 

Unlike you, I’m always on the motherfucking grind

あんたとは違ってやな、こっちはいっつも身を粉にしてまんねん。

 

 

Sow my own wounds up, fuck a doctor’s note, I’m fine

自分で撒いた種は自分で刈り取るで。診療書なんか別にいらへんよ。

 

 

Would be all in the cut trynna hustle us some dimes

どうせワイらの収入から搾取していくんやろがい。

 

 

Twelve noon, give a fuck, I’mma drink till I die

昼頃には嫌悪を抱いてるわ。こちとら、死ぬまで酔っ払うつもりやからな。

 

 

Now sing a song for me, a song for me

自分自身のために歌てるんよ。

 

 

While we get lit on the canopy, the canopy

ワイらは林冠(=木のてっぺん:恐らく目につかない所かな?)で楽しみながらな。

 

 

Haters be like no it cannot be, it cannot be

アンチは自分が出来へんからって妬み嫉みばっかりよ。

 

 

Where’d that boy get all this energy

小僧よ、えらい威勢がええやないかと。

 

 

Bitch please, don’t be tryna ride my D!

じゃかましいつって、俺に近寄ってくなって感じよ。

Azizi Gibson
Azizi Gibson

New white bitch in a whip that’s my slave ship

青臭い白人の小僧がええ(whip=鞭、奴隷制度も匂わせる)に乗ってやがるわ。それ、ワイらの船やでつってやな。

 

 

Low-rider clean, new paint, we gon’ bang bitch

かっちょええローライダーさんやねって、ほんでええ塗装しとるがな。そっからワイらは小僧をいてこます(bang=音を立てて打つことからSexをするなどの意味。今回は鞭を打つ)ねや。

 

 

Cup full of crumbs, you don’t know you a lame bitch

カップいっぱいに詰まったクズ(crumbs=パン粉だが、ここではTHC濃度の低いマリワナ)、あんたは自分がおもろない(ここでは大したことの無い品物に金費やし過ぎ)人間やって気づいてないな。

 

 

Bud in the club, boy we ain’t on the same shit

クラブの中は禁煙よっつって、小僧はマリワナ吸えへんもんな。(俺と同じことは出来ないという意味。1つ目はクラブ内での喫煙。Aziziは演者だから控室で吸えること。2つ目はTHC濃度の高いガンジャを吸うこと。)

 

 

All my niggas gon’ ride (ah ah ah ah)

おい、お前ら全員ついてきてくれよ。

 

 

All my niggas get high (ah ah ah ah)

ブチ上がって行こうや。

 

 

All my niggas gon’ ride (ah ah ah ah)

ノってやノってや〜。

 

 

All my niggas get high (ah ah ah ah)

一緒に盛り上げていきましょうや!

Azizi Gibson
Azizi Gibson

Now that don’t make no sense, that don’t make no sense (Nope! Still don’t!)

意味分からへんって。いや、ホンマに。

 

 

Boy you need to take the bench, you need to take the bench
(Yo! Sit yo’ fucking ass down!)

小僧にお座りできる所、用意したってぇな。お前は引っこんどれ。

 

 

Cause bitch we on a roll, and you ‘bout to break this shit (Whew! Ah, told ya!)

こっちは順調やねん。せやから、この計画をぶち壊そうとするんやったら、ほれみぃ、言わんこっちゃないって話になるで。

 

 

Cause ballin’ ain’t your sport, we’ll take the rest from here

うまくいってる奴らはあんたみたいに勢いだけではないのよ。時には箸休めも必要よ。

 

 

We never givin’ up, we gotta live it up

ほんでもってワイらは継続するし、食っていかなあかんしな。

 

 

This shit is tough, we won’t ever get enough

耐え続けんねや、こんなもんでワイらは満足すると思うか?

 

 

That’s just niggas bruh, always aimin’ up

そこらには鋭い眼光で獲物を狙ってる奴らもおるで。

 

 

Swear they be framin’ us, degradin’ us, lame as fuck

クッソ、嵌めやがったな!ワイらを陥れやがって。そうやって憎悪が生まれんねや。

 

 

I don’t even wanna say this much, spark your J [?] bruh

言いたいことは山ほどあるわな。ひとまずJointに火、付けようぜ、兄弟。

 

 

Engage with us, bang with us, hang with us, slang with us

ワイらと関わるか、一緒に立ち向かっていくか。分かるよな。

 

 

Before the government gets rid of us

政府どもがワシらを排除する前にやったらんと。

Azizi Gibson
Azizi Gibson

New white bitch in a whip that’s my slave ship

青臭い白人の小僧がええ(whip=鞭、奴隷制度も匂わせる)に乗ってやがるわ。それ、ワイらの船やでつってやな。

 

 

Low-rider clean, new paint, we gon’ bang bitch

かっちょええローライダーさんやねって、ほんでええ塗装しとるがな。そっからワイらは小僧をいてこます(bang=音を立てて打つことからSexをするなどの意味。今回は鞭を打つ)ねや。

 

 

Cup full of crumbs, you don’t know you a lame bitch

カップいっぱいに詰まったクズ(crumbs=パン粉だが、ここではTHC濃度の低いマリワナ)、あんたは自分がおもろない(ここでは大したことの無い品物に金費やし過ぎ)人間やって気づいてないな。

 

 

Bud in the club, boy we ain’t on the same shit

クラブの中は禁煙よっつって、小僧はマリワナ吸えへんもんな。(俺と同じことは出来ないという意味。1つ目はクラブ内での喫煙。Aziziは演者だから控室で吸えること。2つ目はTHC濃度の高いガンジャを吸うこと。)

 

 

All my niggas gon’ ride (ah ah ah ah)

おい、お前ら全員ついてきてくれよ。

 

 

All my niggas get high (ah ah ah ah)

ブチ上がって行こうや。

 

 

All my niggas gon’ ride (ah ah ah ah)

ノってやノってや〜。

 

 

All my niggas get high (ah ah ah ah)

一緒に盛り上げていきましょうや!

Waka Flocka Flame
Waka Flocka Flame

I just popped a molly, codeine in my body

エクスタシーをキメるねや、ほんでもって俺の体にはコデインが溜まってる。

 

 

Double parked the Rolls, jumped up in the ‘Rari

路肩につけたロールスロイス。フェラーリから新調したねん。

 

 

They call me Waka Flocka, I’m from Clayton County

あいつらはワシのことをワカフロッカフレイムって呼んでるわ。クレイトン出身やでっつってやな。

Zone3のはずれにあるクレイトンで育ったWaka

 

 

Shooters all around me, make me place a bounty

俺の周りにはヒットマンがチョロチョロしてるわ。なにせ、ワシには賞金がかかってますさかいにな。

5feet Monkey
5feet Monkey

現在は和解しているそうですが、元レーベルメイトのGucci ManeとJeezyのガッチガチBeefの余波からWakaも銃撃戦に巻き込まれていました。また、2010年にWakaは強盗に2発撃たれています。さらには2013年からWakaとGucciは度々Beefを起こしている為、誰がヒットマンを雇っているか分からないという状態です。おっかない。

 

I don’t wanna know who’s snitchin’, I could give a fuck who real

誰が裏切り者か分からんがな。裏切ったらガチでそいつ殺しに行くでな。

 

 

I just wanna count money, smoke weed in my [?]

ワイはただ金稼ぎたいだけやねん。あと葉っぱ吸う事と。

 

 

Catch me at my show, white girls all around me

俺の出番になったら白人の女がようさん寄って来よるがな。

 

 

Moisture, moisture, moisture, goddamn they might drown me
Flocka!

湿気もヤバイし、あんたら熱いわ!熱気がすごいわ!つって、ワシを溺れさす気かえ?みたいな、そんなワイがフロッカ様よ。

Azizi Gibson
Azizi Gibson

New white bitch in a whip that’s my slave ship

青臭い白人の小僧がええ(whip=鞭、奴隷制度も匂わせる)に乗ってやがるわ。それ、ワイらの船やでつってやな。

 

 

Low-rider clean, new paint, we gon’ bang bitch

かっちょええローライダーさんやねって、ほんでええ塗装しとるがな。そっからワイらは小僧をいてこます(bang=音を立てて打つことからSexをするなどの意味。今回は鞭を打つ)ねや。

 

 

Cup full of crumbs, you don’t know you a lame bitch

カップいっぱいに詰まったクズ(crumbs=パン粉だが、ここではTHC濃度の低いマリワナ)、あんたは自分がおもろない(ここでは大したことの無い品物に金費やし過ぎ)人間やって気づいてないな。

 

 

Bud in the club, boy we ain’t on the same shit

クラブの中は禁煙よっつって、小僧はマリワナ吸えへんもんな。(俺と同じことは出来ないという意味。1つ目はクラブ内での喫煙。Aziziは演者だから控室で吸えること。2つ目はTHC濃度の高いガンジャを吸うこと。)

 

 

All my niggas gon’ ride (ah ah ah ah)

おい、お前ら全員ついてきてくれよ。

 

 

All my niggas get high (ah ah ah ah)

ブチ上がって行こうや。

 

 

All my niggas gon’ ride (ah ah ah ah)

ノってやノってや〜。

 

 

All my niggas get high (ah ah ah ah)

一緒に盛り上げていきましょうや!

 

では、また次回お会いしましょう!Holla〜!

[FREE] "Jungle" 105 bpm | New Type Beat | Afro Trap | Tyga, Offset Type beat | 2020 Instrumental

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